本記事は、英の非営利団体EnergyTagが2023年3月に発表した「Granular Certificate Scheme Standard Version2」の日本語訳です。
24/7CFEとは、2018年に提唱された、24時間365日リアルタイムで再エネ電力を調達していくことを指す概念です。本規格では、その24/7CFE(Carbon Free Energy)の将来的な普及を見据えて、リアルタイムでの粒状証明書(Granular Certificate)の取り扱いについて定めています。
原本は全62ページにわたる英語文書となりますが、簡単に要点を押さえたいという方向けに解説記事も公開していますので、本記事の2ページ目以降の翻訳版と合わせてご覧ください。
本記事では、原本の章立てに従って、以下のようにページを区切り日本語訳を掲載しています。
- Introduction(導入)
- Chapter1:EnergyTag Standard for GC Schemes(GCスキーム用のEnergyTag規格)
- Chapter2:Annexes(附属書)
EnergyTagに準拠した粒状証明書(GC:Granular Certificate)とは、EnergyTag GCスキーム規格の要件および運用規則に従って発行される、1時間以内に生産されたエネルギーの特性に関する証明書である。本規格は、EnergyTagに準拠したGCスキームを構築するために満たすべき要件を規定している。以下の章では、現行のエネルギー属性証明書(EAC)スキームを補完する、または現行のスキームの進化がまだ起こっていない場合に補完的なスキームを作成するGCスキームを実装するための要件とガイドラインを示している。すべての構成は、証書によって表されるエネルギーの属性が二重会計されるリスクを最小化することを目的としている。
本規格の現行バージョンは、電力追跡のみを対象としている。しかし、利害関係者の要望があれば、将来的には他のエネルギーキャリアへの一般化が促進される可能性がある。GCマッチング規格(Granular Certificate Matching Standard)と呼ばれる別文書は、消費者が規制への準拠を証明したり、自主的な目標を達成したりできるように、時間的、地理的、属性的なマッチングを可能にするために、GCと消費量をマッチングさせるメカニズムを規定している。